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購入時よりも金利が上がった場合は債券価格が下落し、元本割れを起こすこともある。
また償還目前の換金は債券価格で売買される。 しかも債券価格の下落率は、同じ金利上昇でも、期間が長いほど大きくなる。
したがって金利が同じ場合、償還日が五年後と十年後では、十年後の債権のほうが金利上昇した際の下落率は大きいことになる。 外国債券は前述したように債券を発行している国の金利動向と、為替相場の変動に大きく左右されるもので、投資のタイミングが非常に難しい。
USドル建て債の代表的なものには米国国債といわれる外国債券がある。 これは米国政府の発行する国債の「米国財務省証券」のことだ。
米国国債は、売買量発行残高も多く、満期までの年数も豊富で流通性にも優れており、日本人投資家も大量に購入している。 米国国債は、満期までの種類によって種類が分かれ、短期の債券をトレジャービル、中期をトレジャリーノート、長期をトレジャリーポンドという。

短期の債券は割引債といわれ、中期、長期の債券は利付債という。 一九九九年の欧州通貨統合により、欧州十一ヵ国の統一通貨単位として、ユーロが導入された。
現在ユーロはドルに次いで市場に流通していて、基軸通貨となっている。 ユーロ建て債は最近になって注目されている債券だ。
ディスカウント債ともいう。 発行価格を額面価格より低くして発行して、この差を利息とするもの。
額面通りで発行され、期間中は利払いされる。 償還期日には額面金額が戻ってくる。
日本でいう外国債券は、発行者、通貨、発行場所のどれか一つでも外国のものであれば外国債券という。 大きく分けると二つにわけることができ、具体的に分けると約七種類となる。
日本では、発行者、通貨、場所のどれかが外国のものであれば、外国債券という。 したがって海外の会社が日本で円の債券を発行していても外国債券となるし、日本の会社が海外で日本円で債権を発行していても外国債券ということになる。
外国債券は二種類に分けることができる。 払込み、利息、償還金のすべてが外貨で行なわれる外国債券「外貨建て外債」と、すべてが円建てで行なわれる外国債券「円建て外債」だ。
外貨建て外債はUSドル、ユーロ、豪ドル、NZドル、ポンドといった外貨で発行され、利息や償還金の支払いも外貨で行なわれる。 このため、為替変動リスクが発生することがある。
反対に、円建て外債は元利払いの支払いがすべて円で行なわれるため為替リスクはない。 外国債券の種類には、「外貨建て外債」、「円建て外債」、「ゼロクーポン債」、「ディーブ・ディスカウント債」、「デュアル・カレンシー債」、「逆デュアル・カレンシー債」、「ユーロ円債」などがある。
外貨建て外債とは、海外の国や企業・日本の企業が日本国内外で外貨建てで発行する債券のこと。 日本国内で発行される外国債券は「ショーグン債」といわれる。

「円建て外債」は、海外の国や企業日本の企業が日本国内で円建てで発行する債券のことで、「サムライ債」と呼ばれている。 外貨建て外債より利率は良くないが、為替リスクはない。
「ゼロクーポン債」は海外の企業が発行する割引債のこと。 利払いはないが、額面より少ない金額で購入することができ、償還時に額面金額が支払われる。
米国国債の「ストリップス債」がこれになる。 「ディーブ・ディスカウント債」は、外国企業などが発行する債券で、元本部分だけ割引方式になっているもので、利払いはある。
「デュアル・カレンシー債」は、払込みと利息が円で、償還金、が外貨といった具合に異なる通貨で発行される債券のことだ。 「逆デュアル・カレンシー債」も二重通貨で発行される債券のことだが、払込みと償還が円で利息が外貨となっている債券をさす。
「ユーロ円債」とは日本国内外の企業、国際機関などが、海外の市場で円建てで発行する債券のことをいう。 ユーロ円債は円建て外債に含まれる。
ドル建て債券の平均利回りは二〇〇五年五月十日の時点で、一年で約二・五パーセントとなっている。 償還日の期限が五年の債券で約三・八パーセント、十年で約四・二パーセント、二〇年で約四・六パーセントとなっている。
USドルのように流通量が多く、市場規模の大きい通貨では情報量が多く、為替相場も他の通貨に比べれば予想しやすいだろう。 日本国債との利回りを比較してみると、日本の十年国債で約十三パーセント、二〇年で約二パーセント、三〇年で約二・五パーセントとなっている。

金利だけで比較してみると、十年で四倍、二〇年だと約二倍違う。 ただし外国債券には為替リスクがあり、投入時よりも償還日が円高に進んでいる場合にはせっかくの利息も為替差によって相殺されてしまうので注意が必要だ。
米国国債はUSドル建てになるので、円高ドル安になると元本割れを起こす可能性もある。 または円に戻してみたら、利息が相殺されて、最終的に見ると日本の国債のほうがよかったということにもなる。
そこで外債の利回りに、為替変動の差を加味しなければならない。 ただし、為替差は期間が長くなればなるほど影響は少なくなる。
二〇〇五年五月の個人向けの新発外国債券の発行体には、欧州投資銀行、欧州復興開発銀行、オーストラリアコモンウエルス、スウエデン地方金融公社、ノルウェー輸出金融公社、フランス社会保障基金、国債復興開発銀行などがあり、平均で期限は三年、一番長期間の発行体は国債復興開発銀行で八年というのがある。 この外国債券は、七二パーセントと利回りが高いのが特徴だが、期間が長ければ長いほど、金利の上昇を受け、債券価格の下落率も高くなる。
つまりリスクが高い外国債券だといえる。 また南ア・ランドという通貨にしても為替相場の変動は予想することはできない。
日本では南アフリカに関する情報が少ないこともデメリットだ。 二〇〇五年五月には豪ドル債やNZドル債が多く販売されている。

豪ドルやNZドルは利回りは高いが、為替変動リスクや金利リスクが高いため、投資のタイミングは取りづらいといえるだろう。 割引債はゼロクーポン債といわれ、額面より下の価格で購入できる。
ただし途中での利払いは行なわれず、満期に額面の金額が償還されるもの。 したがって利付債の最低購入金額の平均が○○万円ということから考えても購入しやすい金額だ。
たとえば欧州復興開発銀行の豪ドル建てゼロクーポン債は既発債で、最低購入金額が約二四万五〇〇〇円となる。 残存期聞は二二年九ヵ月で利回りが五・四五七パーセントだ。
外国債券の価格の差は、利付債と割引債の違いだけではない。 前述の欧州復興銀行のように、既発債はその債券価格が流通市場の市況に左右されることになる。
これら既発債の代表的なものは、証券取引所に上場され毎日値段がつけうれる。 それに対して新発債は発すでに発行され、詮かの手に渡っている債券を既発債という。
そのため、満期まであと一ヵ月というものから、十五年以上というものまである。 発行日までは「新発債」、発行日の翌日からその債券は「既発債」となる。
条件にある口数や金額で購入できる。 販売単位は一〇〇〇通貨単位からというのが平均的だ。
通常利払いは年に二回だが、毎月支払われるタイプのものもある。 これは毎月利払型といわれるものだ。

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